2. パス作成(その1)

RobotWorksでは、パス作成のための対象図形は、SolidWorksにある、ほとんどの図形要素が対象です。

種類として、フェース、エッジ、カーブ、輪郭、パターン、穴、などがあります。

a. 図形要素を基に作成されるリード

①フェース:フェース(面)を構成する2つの稜線の中心を結ぶ線でパスが作られます。

図-6 フェース

②エッジ:フェースまたはソリッドを構成するエッジにパスが作られます。

図-7 エッジ

③カーブ:SolidWorksで作成されたカーブ(複合曲線)にパスが作成されます。
フェースに投影された複合曲線も可能です。

図-8 カーブ

④輪郭:外側、内側の2つのエッジを持つ図形


図-9 輪郭


b. グループで作成されるリード

図-10 パターン

①パターン:2つの稜線で囲まれた面の中を埋めるようにパスが作成されます。
塗装のような場合両端に塗り代を付けることも可能です(図-10参照)

②穴:SolidWorksの穴にパスが作成されます。
複数の穴も対象となります。また、ねじ切り用にも使用できます)


c. 図形要素なしでポイントのみをもつリード

図-11 ルート

①ルート:面上をクリックして出来る軌跡(図-11参照)

②ポーズポイント:空間上にパスポイントが必要になる場合に作成します。
(例:2つのパスの開始点が異なる場合)

③フェースポイント:任意面上にクリックするだけでパスポイントが作成できます。

④インポート:様々な種類のパスデータをインポート(読み込み)して、パスを作成します。
例:FANUC(.LS)、ABB (.PRG)、 KUKA (.SRC)、Motoman (.JBI))

⑤キャプチャー:キャプチャー装置からの、
動作データX,Y,Z,Rx,Ry,Rzを取り込むことが可能です。
(キャプチャー装置の例:Microscribe,CopyCat)

⑥穴:SolidWorksの穴にパスが作成されます。
スペース: 1.準備作業3)準備(その3)③スペースを参照